豊田市駅前コモ・スクエアのコモにゃんブログ › 

とよた森づくりの日その2 『森づくりシンポジウム』

コモにゃんブログへようこそ!
コモ・スクエアまちなかイベントの最新情報
ホームページのイベント情報をチェックしてねウィンク

→コモ・スクエア イベント情報ページへ
→イベントレポートはこちら

2010年11月01日 14:35

とよた森づくりの日その2 『森づくりシンポジウム』

コモ鈴木ですひよこ

10月24日はとよた森づくりの日イベントがありました。

前のとよた森づくりの日その1 『秋の森林観察会』のつづきですが、
午後からは『とよた森づくりシンポジウム』でした。

副題は『東海豪雨から10年 とよた市の森づくり』

会場は足助交流館の飯盛座。

産業部長のあいさつに始まり、
30分くらい市長の講演があり、
そのあとは東海豪雨などの災害と森づくりに関する
パネルディスカッションがありました。


東海豪雨から10年。


鈴木市長も講演で言われていましたが、
市長は10年前の平成12年の2月に初めて市長となり、
その年の9月に東海豪雨があったそうです。

そして、この東海豪雨が都市部で起こしたような矢作川の被害を防ぎ、
街の安全を確保するためには、
その上流部の旭や稲武や足助などの森林の抱える問題を
解決しないことには実現し得ない。

言い換えると、この矢作川流域全体を、
都市部と山の地域にある社会・集落とを
一体的に見て行かなければならない。

そういう考えが平成17年の新豊田市の合併の理由の一つにあったと話されました。

ただし、都市部の人に、森林の関心を持ってもらい、
起こっている問題を理解してもらうことが
なかなか難しいとも言われていました。





市長の講演のあとはパネルディスカッション。

パネラーは3人。

東京大学愛知演習林講師 蔵冶さん

東海豪雨被害体験者 松下さん

豊田市森林課長 原田さん

で、コーディネーターのNPO都市と農山村交流スローライフセンター代表の山本さんにより話が進められました。

東海豪雨当日の被災状況が映像やスライドでくわしく説明され、
ぼくが当時見た状況の記憶とリンクして再び恐怖を覚えてしまいました。

沢抜けの土石流に家ごと飲込まれそうになり、走って逃げて命からがら助かったという松下さんのひまわりネットワークのテレビ映像も紹介され、場合によってはもっと死者が出ていてもおかしくないほどの災害だったんだと改めて実感しました。

原田課長の当時のありさま?の話も面白かったです。
詳しくはこちら⇒東海豪雨が豊田市の森づくりにもたらしたものその1 
東海豪雨が豊田市の森づくりにもたらしたものその2



パネルディスカッションの最後の質疑応答であった質問のひとつ。
間伐遅れの人工林をもつ森林所有者(山主)の責任を問う内容でした。

豊田市の森づくり委員会で条例や計画などを検討する中でも、
議事録を見ると、その点は重要な事項だったようです。

確かに、山主の無関心も大きな問題であり、
山は自分の財産であると同時に、
その社会的公益的な機能はみんなの財産であるという認識を
もっと広めなければならないとは思います。



ただ、山主にも言い分はあって、間伐遅れの人工林も好きでそうしたわけじゃない。
戦後の国の拡大造林政策や、つい最近というか合併前の旭町でも植林すれば補助金がもらえたり、それが推奨されていたので、地域のみんなで何千本ものヒノキを植えました。

ぼくも中学や高校生の時は祖父母に連れられて下刈りや枝打ちなどの山仕事をしました。
ただ、管理は山主に委ねられており、特に助言や指導があったわけではなかったと思います。

それに林業はほんとうに重労働なんです。
下刈りでは炎天下の中、蜂に刺されたりかぶれたり。
伐木作業では木の下敷きになり毎年何人も死んでいるそうです。

それに今やよく知られているようにスギ・ヒノキは売っても金にならないことがほとんど。

そして、前にも敬老の日VIP。高齢化でecomoな話③で書きましたが、管理をする後継者がおらず放置されるしかなくなった森林が増えてしまった。

正しい知識も行政などの適切な支援も無く、自分たちじゃどうしようもなくなってしまっていただけなんです。

だから、間伐遅れの森林を持つ山主の方々だけを責めるわけにはいかない。

なんか言い訳がましくなってしまいましたけど、
ある意味、山主だって被害者であるという気持ちを、正直のところ持っています。




今の豊田市では、『とよた森づくり委員会』の民官学のその道のプロフェッショナルが何回もの検討を重ねて作り上げたものが、平成19年度より動き出しています。

今後、豊田の森林がどのように変わっていくのか、
そりゃーもうすごく期待しています!

東大の蔵冶先生、都市と農山村交流スローライフネットワーク代表の山本さんも、森づくり委員会の一員です。
もちろん原田課長は事務局です。

豊田市のホームページで森づくり委員会の議事録が閲覧できます。⇒こちら
事務局の森林課と委員のみなさまの今までの苦労が記録されています。
ぼく自身、とても勉強にもなったので、量は半端じゃないですが興味のある方はぜひ見てみてください。

最後にシンポジウムでもらったリーフレットをどうぞ。
東海豪雨から10年 忘れてはならない大災害の記憶

東海豪雨から10年 災害に強い人工林づくり

Posted by コモ・スクエアのコモにゃん │コメント(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。