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2010年08月16日 09:30

命を育む水と奪う水

コモ鈴木ですひよこ
先日、会社でとってる日経MJを見ていると面白い記事がありました。
『汚水ボトル自販機に募金
--途上国の窮状、視覚に訴え(売り方米国流)

2010/ 08/ 06日経MJ(流通新聞)

Creative Commons: Some Rights Reserved. Photo by b1ue5ky
命を育む水と奪う水

生きるために飲んだはずの水に、命を奪われる。
「発展途上国に清潔で安全な水を提供しよう」という
UNICEF(ユニセフ)の募金キャンペーン
「DIRTY WATER Campaign」により、
この現実を広く世の中に知ってもらおうと、
汚水の自動販売機「DIRTY WATER」を設置したそうです。
水の大切さとあり方を改めて考えさせられます。
詳しい内容はこちら→greenz.jp

私たちの命を育んでくれる水。
ある資料によると
豊田市では上水道水源の約78%を『矢作ダム』に依存しているそうです。
そして『矢作ダム』の豊富な水は
矢作川水系流域の豊かな森林から供給されています。
コモスクエアをはじめ豊田市の人々は
この森林といういわゆる『緑のダム』の恩恵を受けています。

一方でときには、平成12年9月11日‐12日の東海豪雨のように
水害として私たちの生活を脅かすこともある。
東海4県では10名の尊い命がこの水害によって失われました。

そこで恐縮ですがコモ鈴木の記憶を少々w

当時コモ鈴木は大学生で、愛知に帰省しておりました。
平成12年9月12日の朝は梅坪のマンションにいましたが、
マンションの4階から矢作川を見ると、
堤防すれすれに増水した矢作川の濁った川面が見えました。
ただ事ではない。
もう少し水位が高くなっていたら、
豊田市の中心市街地も甚大な被害を受けていたことでしょう。

この非常事態にテンションMAXになっちゃったコモ鈴木は
さっそく地元のツレと一緒に怖いもの見たさで矢作川上流を見に行きました。
道中、至る所で土砂崩れ。
今にも崩れそうな危険な道もたくさんありました。
ダム下流域には避難勧告が出たり、
小渡幼稚園が水没したり
小渡小学校は1階の天井まで浸水したりと
復旧作業に大変だったそうです。

矢作第一ダムも見に行きました。
ダム湖の場所によっては
ここは貯木場か?
と思ってしまうほど
一面が木々で埋め尽くされていました。
いわゆる『沢抜け』という土石流によって
大量の土砂とともに流れ着いた木々でした。

さまざまな見たこともない異様な光景に、
想像していた以上の被害の深刻さを目の当りにしました。

当時の被害状況はこちらがわかりやすいです。
こちら→愛知県のホームページ

あれから10年が経ち、
コモスクエアが出来てから3年が経過しました。

コモスクエアは新しい建物ですので、
来たる東海地震に対しても耐震性は十分。
備えさえ怠らなければ
それほど心配することはないのではないでしょうか。

今コモスクエアで一番心配していることは、水害です。
だいたいの大型ビルは通常、電気室や受水槽など
ビルの要となる設備を地下に配置しています。

コモスクエアの場合、もし地下2階が浸水したら、
電気も消え、
水は出ず、
非常用発電も不能となり、
防災設備も機能しなくなります。
コモスクエアはしばらく通常の営業が出来ない。。。

矢作川の氾濫だけではなく、
昨今の異常気象による局地的な豪雨でも、
市街地の排水能力を上回ってしまうような雨が降れば、
いつ何時、浸水による被害に遭うかわかりません。

行政としてもこれらのための手は打ってくれているのだと思いますが、
コモスクエアとしてそのような水害に備えられることは
そんなには多くありません。
構造上、おそらくそんな事態は想定していない建物です。

ecomo』では
豊田市の森林健全化も活動の対象にしています。
豊田市の森林は豊かですが、多くの人工林では間伐が遅れ、
病んでしまっています。
『緑のダム』である森林を守りたい。
つまり森林のもつ水源かん養・水量平準化機能を
より高めることにより、
母なる矢作川の流れの源を守り、
渇水や洪水を少しでも緩和したいということです。
10年前のような悲惨な被害を少しでも軽減できるのならば。


豊田市やその他の地域でも、
森林を知り、森林を守りたいと活動する人たちはかなり多くいらっしゃいます。
今年の6月5日、『第6回 矢作川 森の健康診断』に参加しましたが、
若者から年配の方まで参加者100名以上はいたような気がします。
二つの本部会場のうち一方でそれほどの人数なので、
森林に関心のある方はずいぶんいるんだなぁ驚きました。

そんな人たちのネットワークがもっと増えて繋がっていくといいな。
と、コモスクエアは思います。
そして、『ecomo』を通じて、そのような活動の手助けができたらとも思っています。

もしコモスクエアに掲示してほしいエコ関連のポスターなどありましたら、ぜひ当館にお持ちください!
もしエコ関連のイベント開催やPRブースの設置などお考えでしたら、ぜひ当館にご相談ください!
ぜひみなさまのお手伝いをさせてください!!


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